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栄養士としてうまく立ち回るには?伝えたい5つの心構え

こんにちは!

栄養士って板挟みに合いやすい位置だと思いませんか?

管理栄養士にはネチネチ現場のことでダメ出しや無理難題を言われたり、はたまた現場のおばちゃんや調理師には「そんなこと無理だよ」「なんとかしてよ」と言われたり。

なんとかするだけの力量もなくて、途方にくれて「私もどうすればいいの?」ってなったりすることもありますよね。

私もよく、どうすることも出来なくて自分の力量不足を感じて悔しくて泣いていました。

今回は少しでもあなたの心が軽くなるように、私の経験談から上手く立ち回れるようになればいいなと思います。

誰のいうことも話半分で聞き、自分に出来ることを見定める

 

板挟みにあって、仕事をたくさん頼まれやすい栄養士。

なんでも仕事を請け負っていたらサービス残業や朝も気づいたら早めの出勤。ということになりかねません。

なんでも出来るけど、あえてやらない。

そんな選択肢を作るのも1つです。

ちなみにこの言葉はエッセンシャル思考という本に出てくる言葉です。

 

新人のうちは断るのも難しいと思います。でも、自分から仕事を増やす必要はないということです。

あれもこれもと思うから大変になって中途半端になったりミスをしたりします。大事なことだけ、1つ1つ丁寧に片付けていってください。

その現場に10年先も働こうと思っていますか?

そうでない場合はその現場を人生の踏み台にするつもりで、何を言われても半分に済まして良い経験だけ積み上げてオサラバしちゃいましょう!

以下に、現場内での人間関係の築きかたについて説明します。

一番影響力のある人と仲良くなる

 

影響力のある人って現場で1人はいますよね。

声の大きな人で、この人が発言すれば「いいえ」のことも「はい」になるような方。

その方とまずは仲良くなりましょう。

コツは、毎日「おはようございます」「お疲れ様でした」の挨拶はもちろん、悩みごとや困ったことがあったり仕事場の小さな質問もその人にすることです。

そういう方は頼られてまず困りませんし、手を貸してくれます。

同時にその現場独自のルールも学べますし、仲良くなれます。

そうして細やかな交流を続けているうちに味方になってくれるのであなたが困っている時に絶対助けてくれるようになります。

私の場合ですが、調理師の一番影響力のある方と親しくなったあとに発注をミスしてしまい、冷凍の魚が足りなかったことがありました。

そんな時、在庫の魚をかき集めて「これで調理をお願いします!」とお願いしたんです。

その時も「そんなこともあるね、頑張って調理してあげるよ」と怒らず快く引き受けてくださいました。

 

もし、信頼関係がなかったり、嫌われていた場合「あんたがミスしたんだ、あんたが調理をしろ」と言われてもおかしくない状況です。

 

少し年月はかかりますが、その方が補助のおばちゃんでも、調理師さんでも構いません。

将来あなたが現場で指揮を取っていくにも絶対この信頼関係が大事になります。

 

逆にその方に嫌われてしまうとその現場の雰囲気はとても悪いものになってしまうかもしれません。

 

慎重に、かつ丁寧に。

まずは頼れる味方を作りましょう。

調理師を普段から尊敬しておく

 

栄養士さんの仕事内容が現場調理なことも珍しくありません。

栄養面や衛生面は調理師さんより詳しくても、調理技術では調理師さんの方が一枚上手です。

たまにあっと驚くようなアイデアをくれたり、オシャレな献立を考えてくれたりします。

自分より詳しいことがある人を素直に尊敬する心を持つことが大事です。

とは言っても、調理師さんってこだわりが強かったり、ついエプロンで手をふいたり、布巾でまな板をふいたり、素手でトマトを切ろうとしたり…。

栄養士からすると「衛生的にちょっと待って!」ということをしたりするんですけれど、それを上から目線で当たり前のように注意してしまうと調理師さんも気分とプライドが許せないんですよね。

 

毎日献立をおいしく作ってくれる調理師さんです。

オムレツやだし巻き玉子なんて、私たちより数段上手に作ってくれるので、素直に「すごいですね!さすがですね!」と褒めてあげてください。

普段から尊敬しているという姿勢を見せておくと、献立などで相談した時にも良いアイデアをくれます。

尊敬はするんですけれど、自分は栄養士です。上手に手のひらで転がすつもりで接してくださいね。

 

愚痴には共感して自分からは言わないようにする

 

パートの方は50歳以上で占めていませんか?

年配の女の人は特に口を開けば愚痴ばかりです。

 

しかも内容を聞いているとしょうもない…と言ったらあれですが自分からしたらどうでも良い内容が多いです。

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  • あの人の方が給料が良い
  • あの人が挨拶をしなかった
  • あの人のやり方が気に入らない
  • これをしてあげたのにありがたがられなかった 等々…。

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パートの方々はグループというか派閥を作ったり、もう合うか合わないかの2択の世界です。

他の従業員から愚痴を言われても、作業の改善になることもあるので共感はしてもいいですが、一緒になって愚痴を言うのはやめてくださいね。

あなたが一緒に言った愚痴はあっという間にパートさんの間に広まります。

そうするとあなたの評判は一気に落ちます。

どこのグループにも自分は属さないで、平等に接するように心がけてください。

もちろん心を許した同僚には誰もいないところで思う存分愚痴ってくださいね。

 

管理栄養士のことはとりあえず聞いておく

 

管理栄養士さんは上司になります。

現場を知らない管理栄養士さんは15分で100皿の小鉢を盛り付けていることなんて何とも思っていないので、無理難題をふっかけてくることもあります。

「この検品したの、片付けておいてね」

そんなことを言われても時間のやりくりが難しく自分は調理で手一杯!ってことよくありますよね。

それほどに調理現場の5分は貴重なのですが、そこは中々わかって貰えません。

ですが、それは栄養士目線であって管理栄養士目線だと検品したものを整理整頓しながらしまうのは当たり前のことです。

そして管理栄養士さんは、全ては「患者さんのために」という考えがあります。

現場内だけに思考を囚われずに患者さんのことを思えば管理栄養士さんの言うことも一理あると思いませんか?

なるべく管理栄養士さんの意見も取り入れつつ、出来る限り実現してあげる。

言いなりにはならず自分も現場の栄養士というプライドを持って仕事をし、時には意見も言うし現場の意見も伝える。

将来事務栄養士さんになる機会があった時には、現場での日々を思い出して調理現場の人には優しくしてあげてくださいね。

まとめ、敵を作らないようにしよう

 

栄養士は調理補助さん、調理師さん、管理栄養士とたくさんの職業の方と関わります。

出来るだけ敵を作らないように、上手い人間関係をあなたが作っていると、不思議と現場の空気も穏やかになります。

自分の中で出来ることだけこなして着実にみんなの頼れる栄養士さんになってくださいね。

 

それでは!

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