二次創作を読み出したら止まらなくなった

二次創作。

それは原作の漫画やアニメなどなどから受けるインスピレーションを元に個人の妄想を具現化したもの。

私はそこまで二次創作に興味がなくて。
BL読むなら商業誌を読むし、どちらかというと二次創作は苦手だった。
個人の妄想にエロいことをしているのをそのキャラにあてはめている感じが苦手だった。

それが変わったのは刀剣乱舞に会ってからだ。

二次創作はすごかった

刀剣乱舞。
長女を出産する前にリリースされたゲーム。
キャラクターの会話は極わずか。
刀たちの関係性も少ないセリフで語られるのみだ。

Twitterでとある絵師が二次絵を描いていた。
とても素敵だった。
心を奪われた。
ゲーム内で全然明かされないキャラクターの性格が個人の妄想で彩られていく。
情報が少なすぎる故に、妄想しやすい気がした。

私は清光と安定が好きだった。
清光は折れてしまったという史実をちょっと汲んでいるシナリオ。
折れてしまって二度と会えないと思っていたらここで会えた。
いつも一緒だったよね。
そんな感じの二人を見るのがとても楽しかった。

Twitterで流れる二次創作を眺めるのが日課になっていた。
初めてpixivで二次創作を読みふけった。

今まで二次創作にお金を払う人の気持ちがわからなかったが、こんな作品を書いてくれてありがとう！お布施したい！の気持ちもわかるようになった。

しばらくして私は刀剣乱舞から離れてしまい、また二次創作を読むことはなかった。

あんスタで再び二次創作を読むことに

あんスタはアイドル育成ゲームなんだけれど、なにしろ思わせ振りカップリングが多すぎる。

日日日先生のシナリオは男子の友情を越えた何かが垣間見える気がするが、私は二次創作には特にエロいのを求める訳ではなく、幸せそうに笑っている2人を見るのが好きだった。

私が好きなのは泉とレオ。
knightsは追憶もハロウィンもスタフェスも返礼祭も終わっている。
私が見たかった泉とレオの物語。
2人がお互いを気遣いながらもうまく言葉に出来なくて、それ故に届かなくて、すれ違って、壊れて、再び時計の針が進む一連の流れ。

ハッピーエンドの返礼祭であり、お互いが前を向いていてこの上なく良かった。

この終演につくまで2年ほど待った。

そしてこれ以上2人の物語は未来編でもない限り公式では早々来ないだろう。

もう2人のこじれた話は見れない。
ならばどうするか。

二次創作である。
作品を投稿してくれる方にはマシュマロでも送りたい。

ということで久しぶりにpixivの小説を開いた。

返礼祭から時間が経っていることや、私が今まで二次創作を見ていなかったので山のように作品はあった。

まずは3,000文字くらいのものから。

小説を読むのは何年ぶりだろう。
中学生の時は毎日BL小説読んでいたなぁなんて思いながらも読み耽る。

だいたいお互いを気遣いすぎてすれ違って素直になれなくてこじれて、ハッピーエンド。この流れだ。

現実の私では早々にこんな事はおこらないので、胸がキュンとする思いで読んだ。

読んでも読んでも、作品がたくさんある。
中には16万文字の作品もあって、これがブログで「この記事は16万文字です」と書いてあったらブラウザバックするに違いないけれど、小説なら読めてしまった。

好きな作風、好きな作家。複数作品を投稿してくれる人にはあなたが神かと思いながら読んだ。

エロがあるないに関わらず、エモい作品の連続なので読む手が止まらない。

寝かしつけをしてから読んで、気づいたら3時とかで、寝不足で。
でもまだまだ作品を読みたくて。

最近ブログの記事とかnoteばかり読んでいたので、小説という活字に触れるのも久しぶりだった。

文章を読んで想像が膨らむ。
文章１つでハラハラしたりドキドキしたり。
それがとても楽しかった。

こんな思いをするのはいつぶりだろう。

私の欲求のトップは睡眠だ。
いつまでも寝ていたい。1日8時間くらいは寝たい。

次に、常に隙間時間をブログのことにあてなくてはいけないという考え。

趣味=ブログみたいになっていた。

ブログ以外の趣味

あんスタもいずれ終わる。
それが何年後かわからないけれど。
作品に触れて楽しめるのは今しかない。
私はこの作品が大好きだから、長く続いて欲しい。

私はパートをして子育てをして隙間時間にブログを書いて…自分の時間は？自分の楽しみは？

全部ブログに費やすのもなんか勿体ない気がして、ここ1週間くらいずっと小説を読んでいる。

作品の中では泉はプロ意識高くモデルを努めているし、レオはずっと楽曲を作っている。

私もこんな風に一心に頑張りたいな。
なんて思いつつ読む。

今夜も寝不足だ。