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日々を過ごしていく中で感じたこと

小学校給食栄養士の1日スケジュール

小学校給食の栄養士を3年ほどしていました。

食数は400人~500人のところで勤務人数は4人です。

詳しい仕事内容はこちらに書いてありますので良かったらどうぞ。

今回は1日の仕事内容を思い出しながら書いていきますので、参考にしてみてください!

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学校給食栄養士、朝は8時出勤

 

チーフの調理師さんは7時半から出勤していますが、私(栄養士)ともう1人の調理師さんは8時出勤です。

8時出勤だからといって実は7時半から来ている…ということもなく、7時50分くらいに厨房に入っている感じです。

8時半までに野菜やお肉が納品されるので検品をし、その日使う調味料を全て計量してボールなどに入れておきます。

8時半から野菜を洗い、切りこみをする

 

葉物を洗う水槽(キャベツやほうれん草など)と土もの(人参、玉ねぎ、じゃがいも)などを洗う水槽が別れているのでそれぞれ手分けして洗います。

キャベツなど葉物は1槽目で全てバラバラにして、1枚1枚洗っていき、2槽目3槽目と3回洗ってからザルにあげます。

じゃがいもや人参は皮むき器である程度剥いてから3回洗っていき、ザルにあけます。

いちごも3回洗ったりするので潰さないようにするのが大変だったりします。

こんなに丁寧に洗うのは学校給食くらいじゃないでしょうか。

9時くらいに全ての野菜を洗い終わり、スライサーや包丁で加工していきます。

だいたい難しい切り方はなく、人参をイチョウ型になるように縦に1/4に切ってからスライサーで5mmで切っていくなど機械に頼ることが多いです。

キャベツやほうれん草もスライサーで20mmでセットして切っていっくので、手切りするのはジャガイモなどの芋系くらいです。

9時に炊飯器をセット10時20分に点火

 

ご飯を炊くのはパートさんです。

無洗米15kgくらいをお釜にセットして、水を入れ浸水させて点火します。

15kgもあると無洗米じゃないとやってられませんよね。

前の職場ではお米を機械で普通に洗っていたのでとても画期的だなーと感動した覚えがあります。

15kgのお米を5釜に分けて炊きます。

釜が重いので結構な重労働です。

10時、野菜を茹でて冷やしていく

 

主食の肉を炒めるのは10時半からと決まっているので、それまでに野菜を茹でたりしています。

茹でる野菜は原則1つずつ茹でる→水で冷やす→ザルに開けて水をきる。を繰り返します。

例えば、野菜サラダの野菜を茹でる際には

[list class="ol-circle li-accentbdr acc-bc-before"]

  1. キャベツを茹でる
  2. キャベツを水槽で冷やす
  3. 冷えたらザルに開けて水切り場へ
  4. 人参を茹でる
  5. 茹だったら人参を水槽で冷やす
  6. 冷えたらザルに開けて水切り場へ

[/list]

という感じで茹でる食材が多ければ多いほど大変です。

あとキャベツが24kgとかになると一回で茹でられなくて2回になったりします。

これも大きな釜でいっきに茹でるので火傷と腰痛に注意が必要です。

10時半、主菜の調理開始や器具の洗浄

 

主菜のお肉を炒めたり、魚を煮たりし始めます。

だいたいそれはチーフの調理師がやってくれるので、私は野菜を茹でるのとあとは使った器具の洗浄をします。

器具の消毒は基本的には調理が終わった後と決まっているのですが、そうしているとご飯を食べる時間がなくなるので野菜を洗い終わった水槽を洗って洗浄用へと切り替えます。

だいたい11時からご飯や副菜を分けていく

炊けたご飯を取り出して分ける

 

保温できるバッカンに12クラス分に分けていきます。

1年生は少なめ、6年生は多めと、学年ごとに微妙にご飯の量を変えています。

この作業は15分くらいで終わらせます。

11時20分、副菜を分けていく

 

副菜の味付けを済ませて、また12クラス分に分けていきます。

副菜はボールに分けることが多いです。

11時30分、主菜を分けていく

 

主菜も保温できるバッカンへ12クラス分に分けていきます。

1年生は少し少なめ、6年生は少し多めと、微妙に量を変えています。

 

11時40分、汁物を分けていく

 

汁物も同じく保温できるバッカンへ12クラス分に分けていきます。

これで全て配り終えたことになるので手分けしてクラス前に持って行きます。

帰って来た人から洗い物をしてお昼ご飯を食べます。

片付けが終わらないとお昼ご飯に入れない上に休憩時間の終わり時間は決まっているので、早く片付けないとお昼ごはんを食べる暇がなくなります。

お昼ごはんが終わってからはひたすら洗い物

 

13時くらいから洗い物が始まります。

[list class="li-check li-mainbdr main-c-before"]

  • 食器を洗う人
  • 食器を受け取りしまう人
  • 食缶の予洗いをする人
  • 食缶を流して熱湯消毒していく人

[/list]

と分かれます。役割は毎日変わって回していっています。

食器は洗浄機で流し、食缶は手洗いでひたすら洗って15時半までに全て終えます。

食器は1回軽くスポンジで手洗い終わってから流していくので、ご飯茶碗、主菜茶碗、汁茶碗と3つの食器×400人分ということで1,200枚の食器を2時間くらいで洗い終えることになります。

[say img="https://blog.sayutan14.com/wp-content/uploads/2018/07/ohana2.png" name="はなちゃん"]スピード勝負ね…[/say]

カレーの日などはギトギトなのですが洗い残すことは許されないので、必死に洗います。

洗浄機の流れていく先にも1人お皿を受ける人がいて、次の日に使う食器をクラス毎に数えて乾燥庫にしまっていきます。

食缶やボール、ご飯を入れていたものは48個ほどを2回洗っては3回流して熱湯消毒をして乾燥庫にしまっていきます。

4人入ればなんとなく2時間くらいで全ての作業は終わりです。

15時半から17時までは事務仕事

 

厨房作業が終わったら事務所に入ります。

[list class=li-chevron li-mainbdr main-c-before"]

  • その日の反省
  • 明日の流れのおさらい
  • 書類の書き残しを書く
  • 作業動線図を書く
  • 明日の準備

[/list]

などなどをゆるくやります。

お茶飲んだりお菓子食べたりしながらするのでお昼休憩が15分くらいしかない分少しのんびりしながら作業をして、定時になったら即退社します。

[say img="https://blog.sayutan14.com/wp-content/uploads/2018/07/ohana.png" name="はなちゃん"]午前中の忙しさが嘘のようね[/say]

学校給食での栄養士業務

 

さきほどまで1日のおおまかな流れを書いてみましたが、中でも栄養士っぽい業務内容を紹介します。

午前中

[list class=li-chevron li-mainbdr main-c-before"]

  • 室温、湿度チェック
  • 水質チェック
  • 納品された物の温度チェック
  • 検品、産地や賞味期限をチェック

[/list]

これくらいが栄養士の仕事ですが、ぶっちゃけ調理師でもできる(というか誰でもできる)仕事ですね。

午後

[list class=li-chevron li-mainbdr main-c-before"]

  • 室温、湿度チェック
  • 使った調味料の量をチェック
  • 次の日の作業用動線図を作成

[/list]

これもまた難しいこともなく、誰でもできる仕事です。

 

小学校給食の栄養士は難しいことはないので求人があったら応募してみるべき

 

委託会社の学校給食の栄養士はほぼ技術的なことは求められないので栄養士の仕事の中では難易度は低めだと思います。

私は結婚退社してしまったのですが、また求人があったら応募したい職場でした。

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